下記、動画内容のテキストです。
【UV-A、UV-B、UV-Cの違い】
紫外線は波長の長さにより、3種類に分けられます。
【UV-A、UV-B、UV-C】
UV=ウルトラバイオレットと呼びます。
・UV-Aはオゾン層、雲、肌表面の表皮も通り抜け「真皮」まで到達します。
・UV-Bはオゾン層、雲、肌表面まで
・UV-Cはオゾン層で吸収され地表には届いておりません。
紫外線は波長が短いほどエネルギーが強く、肌などへの影響が強くなります。
■UV-Cの特徴
オゾン層で吸収される短波長紫外線です。
地上に降り注いでしまうと、皮膚炎を起こしたり1時間ほど直視すると失明に至る可能性があるほど強いエネルギーです。
その強いエネルギーを利用し、人工UV-Cにより、殺菌作用を使う場合もあります。
実際肌に到達する紫外線について。
■UV-Bの特徴
中波長紫外線。オゾン層も雲も通り抜け肌に到達します。
7月、8月の真夏に一気に強くなります。
UV-Bは全紫外線の約5%を占めます。
主に肌表面で吸収されるため、肌の奥の真皮層まで達することは少ないのですが、UVAより強いエネルギーを持ちます。
浴びたUVBは表皮に影響を与え、細胞を損傷して火傷のように赤く炎症を起こし(サンバーン)、その後、メラニン色素が沈着して褐色になり(サンタン)、シミやソバカスの原因にもなります。
UV-Bは
・波長が短く表皮に届く
・屋外での日焼けの主な原因である
・肌に強く作用し多量に浴びると赤く炎症を起こす
・海やリゾート地などでの「レジャー日焼け」の原因となる
など、特に肌表面に影響します。
5月頃になると休日明けの男性が、家族サービスやゴルフなどで、鼻の頭や腕が赤く炎症を起こした状態で出勤されている姿を見かけることがありますよね。
UV-Bは皮膚に対して非常に強いエネルギーです。
日焼けは軽度から中度のやけどと同じようなものです。
最近の女性は日焼け止めなしに炎天下に行かれる方は少ないと思いますので、皮膚が真っ赤に炎症を起こすことは少ないと思いますが、男性も特にレジャーの際は日焼け止めを使用したり、紫外線対策を行ってください。
水ぶくれになると大変ですし、過度の日焼けをすると、熱い、痛い、かゆい、眠れないなどの症状が出ます。
そのような状態が続くと仕事の効率に影響が出ます。
日焼けの症状が辛くて仕事に集中が出来ないなど何の言い訳にもなりません。
しかも予測出来ることです。
美容に関係なく紫外線対策を心掛けてください。
■UV-Aの特徴
長波長紫外線です。
長波長のため、オゾン層、雲、UV機能のないカーテン、窓ガラス、肌も通します。
以前、化粧品メーカーの教育担当者が仰っていました。
「日中、家で電気をつけずに物が見えたらそこには紫外線があると思った方が良い」と。
部屋の中にも紫外線が降り注ぎますので「美容」を気にする方は、朝、必ず日焼け止めまたは、日焼け止め機能を持つ乳液を使ってくださいねと教わりました。
UV-AもUV-Bと同様ピークは夏場ですが、3月頃から急激に強くなります。
UV-Aは地表に届く全紫外線のうち約95%を占めます。
UV-A自体のエネルギーは弱いものの、照射量が多く、浸透力が高いので肌に与える影響は深刻です。
浴びたUVAの20-30%が肌の奥の真皮層にまで達すると考えられており、ハリや弾力を生むコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作り出す繊維芽細胞に損傷を与えます。
その結果、UVAを浴びた肌は弾力を失い、シワやたるみといった肌の老化現象を引き起こすと考えられています。
UVAはさらに、メラニン色素の合成を増やし、シミが目立つ原因をつくります。
紫外線によって生じるシミ、シワ、たるみを「光老化」と呼びます。
UV-Aは
・波長が長く、表皮だけでなく肌の奥の真皮まで届く
・雲や窓ガラスを通して肌まで到達する。
・赤みや炎症が起きにくいので気が付かないことがある
・日常生活を送る中で「うっかり日焼け」をしやすい
気付かないうちに老化を進行させます。
以前は老化=加齢と言われてきました。
年齢を重ねることでシミ・しわ・たるみ肌になるという認識を持っていた方が多かったのですが、「光老化予防=紫外線対策」を行う事が、若々しく美しい肌をキープするのに役立ちます。
日々の積み重ねが最も有効です。
室内で過ごす際も、顔には日焼け止めをつける。
外出する際、日光に当たる部分の皮膚には、“日焼け止めを塗る、長袖を身に付ける、手袋、ストール、日傘で肌を守る”ことが、シミしわたるみを作らせない美肌の維持に繋がります。
待ち行く人を見ていると無防備な方が多いと感じます。
特に手の甲です。
綺麗なネイルをおられる方はとても多いです。
多いという事は美しい指先であると自己満足度が高く、ご自身の綺麗な指先が目に入るたびに幸せな気持ちになる事でしょう。
手の甲は、紫外線対策をしていないと必ず「シミ」と「シワ」が出来ます。
シミ、シワが出来ると、想像以上に気になります。
以前、化粧品販売していた頃。
紹介する際に化粧水や美容液をお客様の手の甲につけて使用感や香りを試してもらうのですが、ある年代から上の方は
「いやだ、恥ずかしい、手を見られたくないの」と手を隠されます。
何人もおられました。
その時に、手元はとても気になるのだと実感しました。
皆様も、まだシミやしわが出来ていない方は「予防」してください。
必ず後悔します。
次回は【SPFとPAの違いについて】
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