化粧品、医薬品、健康食品成分

アスタリフト

今回のテーマは富士フイルムさんの「アスタリフト」です。(敬称略)
以下、動画テキストです。
【アスタキサンチン・コラーゲン・セラミド】

【フィルム研究技術を化粧品へ】

富士フイルムは昭和9年(1934年)、写真フィルム製造の国産工業化計画に基づき、大日本セルロイド株式会社の写真フィルム部の事業一切を分離継承して富士写真フイルム株式会社を設立。
事業領域は、イメージングソリューション、ヘルスケア&マテリアルズソリューション、ドキュメントソリューションの3つを柱に展開しています。

その中のヘルスケア部門に、スキンケア化粧品、サプリメント、ヘアケアなどがあります。

2007年9月、アスタリフトシリーズ発売。
その後、松田聖子さん、中島みゆきさんを起用したTVCMが流れ、2010年9月ジェリーアクアリスタ発売。
2011年3月にはホワイトニングシリーズが誕生しました。

富士フイルムが何故ヘルスケア製品を?(記事:富士フイルムビューティー&ヘルスケアオンライン)

化粧品やサプリメントにおいて、有用な成分を必要とするポイントに届けるためには、成分のナノ化と安定化が非常に重要です。
実は、写真フィルムと肌の角層は、ほぼ同じ厚み(約20マイクロメートル)。
写真フィルムという極薄の膜の内部に、光や色、画像を司る微粒子を安定的に配置する独自の「ナノテクノロジー」を既に持ち合わせていました。

また、人の皮膚の約70%を構成する「コラーゲン」は、写真フィルムの主成分でもあります。
より純度が高く、高機能なコラーゲンを目指して、コラーゲン研究をおこなってきました。
このほかにも、写真を美しいまま残すために、紫外線などのダメージから予防する技術は「抗酸化」技術、美しい画像づくりの技術は肌をキレイに見せる「光コントロール」技術などがあります。
このような写真分野の研究開発で培った先進技術が、富士フイルムの化粧品・サプリメント商品には応用されているのです。
(記事抜粋)

アスタリフトのポイントは、「アスタキサンチン・コラーゲン・セラミド」です。
①アスタキサンチン
アスタキサンチンは自然界に広く分布している天然の赤い色素で、サケやエビ、カニなどに多く含まれるカロテノイドの一種です。
アスタキサンチンは抗酸化力が高い成分です。

活性酸素は大きく分けて4種類あります。
・スーパーオキシドラジカル
・過酸化水素
・ヒドロキシラジカル
・一重項酸素

ヒドロキシラジカルや一重項酸素は毒素が特に強い活性酸素です。
アスタキサンチンの抗酸化作用の種類としては、一重項酸素消去能と脂質過酸化抑制作用の2種類が上げられます。

アスタキサンチンはサプリメントも売られておりますので、経口摂取が可能です。
その他アスタキサンチンの特徴として、血液脳関門を通過する物質である事、眼精疲労予防作用、動脈硬化抑制作用、抗炎症作用、肌にはシミやシワの改善作用があると報告されています。

アスタキサンチンを多く含む食品は、鮭やイクラ、エビ、カニ類などです。

富士フイルムさんは写真フィルムの研究で培った、「ナノ化技術」によって「ナノアスタキサンチン」を開発。
そのままでは吸収しにくく、熱や光に弱いといった課題をクリアしました。
そのため、従来のアスタキサンチンに比べて抗酸化力は9倍・吸収性2倍・浸透力、安定性がアップしています。

【コラーゲン】
アスタリフトには、大きさ(分子量)や性質が異なる3種のコラーゲンが配合されています。
1つ目は、分子量の大きな「水溶性コラーゲン」で、肌表面をベールのように覆いうるおいを保ちます。
2つ目は、分子量が小さい「浸透性コラーゲン」で、肌に浸透しうるおいをもたらします。
3つ目は通常のコラーゲンより小さい「ピココラーゲン」と呼ばれるアミノ酸誘導体で、肌にあるコラーゲンの働きをサポートします。

3種それぞれが肌の異なる場所に届いて働きます。

その他コラーゲンに対するアプローチ。
真皮にはバネのようにハリを支えるコラーゲン1型や3型、7型といったコラーゲンが存在します。
そして、表皮と真皮の間には細い繊維が網目状に重なり合ったメッシュコラーゲンが存在します。
このメッシュコラーゲンは真皮コラーゲンの1/1000という細い繊維が網目状に重なり合ったメッシュ構造をしているコラーゲンです。
メッシュコラーゲンは表皮と真皮を密着させることで肌のハリを支えています。
しかし、メッシュコラーゲンは加齢や様々なダメージによって劣化し、その構造が弱くなってしまいます。

富士フイルムはメッシュコラーゲンの構造を保つのに重要なたんぱく質
「ECM1「Extracellular matrix protein 1」」に着目。

【研究結果】
① 肌の基底膜に存在するタンパク質「ECM1」が、肌のハリや弾力の維持に関わるメッシュコラーゲンの構造を密にし、強化することを確認した。
② ECM1が、メッシュコラーゲンの分解を抑制することを確認した。
③ ECM1を増加させる成分を探索した結果、ポリフェノールの一種である「レスベラトロール誘導体(別名:プテロスチルベン)」にその作用を見出した。

さらに、レスベラトロール誘導体とその浸透を促進するオイル「イソノナン酸イソトリデシル」を、当社独自技術でナノ乳化して浸透性を向上させた「ナノレスベラトロールEX」を新たに開発しました。
本成分によって、ECM1が増加し、メッシュコラーゲンの構造強化と分解抑制が促されることで、肌のハリや弾力の改善が期待できます。

【セラミド】
高密度Wヒト型セラミド。
肌にうるおいをかかえる「ヒト型ナノセラミド」と肌にうるおいをとどめる「ヒト型ナノアシルセラミド」が、ただ、肌をうるおいで満たすだけでなく、肌表面を整えることでツヤと輝きに満ちた魅映え肌へと導きます。

<新配合ヒト型ナノアシルセラミドが肌にうるおいをとどめる>
新配合のヒト型ナノアシルセラミドは、肌の角層の中でセラミドを規則正しく並べる“ブックエンド”のような働きをします。

これまでのヒト型ナノセラミドと合わせて2種類のヒト型ナノセラミドを配合することで、肌にうるおいを与えるだけでなく、角層内のセラミドをしっかりと並べ、肌表面を整えます。

富士フイルムは、ヒト型ナノアシルセラミドを世界最小クラスのサイズ*1までナノ化。
ヒト型アシルセラミドの浸透性を6倍*2にすることに成功しています。

写真フィルムとスキンケアは近い存在で、フイルム技術の応用を用い商品開発されたアスタリフト。
お肌の土台作りからしっかりできるお手入れと、美容成分×独自技術でハリとうるおいを与えるスキンケアです。

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