学校の成績が良かった人と、良く無かった人。
偏差値の高い大学を卒業した人と、学歴にコンプレックスのある人がいます。
社会人になりたての20歳前後。
頭が良い人悪い人の比較は、概ね学生時代の成績や大学のレベルを差す場合が多いのではないかと思います。
しかし、仕事を始めてから出会う人たちは年齢も学歴もバラバラです。
10年、15年と経過していくと、“学生時代のテストの成績が良く偏差値の良い大学を卒業した人と
頭が良い人(仕事が出来る人)はイコールではない”と誰もが知る事となります。
私は残念ながら大事な学生時代に勉強せずに過ごし、楽しいと思う科目もありませんでした。
大人になってようやく、様々な仕事に挑戦し経験値が上がることで「学ぶ事は面白い事だ」と思うようになりました。
「勉強してるの?すごいねー」と言われる事がしばしばあります。
“すごいね”という言葉が出るという事は、発している本人は「自分は勉強していない」と思われているのかもしれません。
学生時代にテストの成績が悪かった人、学歴コンプレックスを持っている人の多くに「自分は頭が悪いから勉強できない」という“思い込み”が根深く存在しているような気がします。
それは、私がそうだったからです。
学校で教わる勉強は、特に義務教育の間は皆、同じような内容を学びます。
計算が出来て、記憶力が良い学生はテストの成績がよく、周りや先生から褒めてもらえるので嫌な気分になることもなく、自主的に勉強する時間も増えるでしょう。
自宅で勉強せずとも、学校の授業だけで好成績の方もいます。
しかし、一度躓いてしまうと「自分は出来ない」と思い込み、勉強を遠ざけ、成績が下がっていく一方になる。
私は学生時代のテストの成績や、偏差値の高い大学を卒業したなどは社会人になってからは関係無いと思います。
私自身の考え方が変わった流れ。
<はじまり>
・私は学生時代にテストの成績が良く無かったため、勉強が嫌いだった。
↓
・ある時、ふと
“勉強嫌い”や“どこの学校を出た”などという事は、私と初めて会う人は知らない事。
頭が悪そうな印象を自らが与えないように、言葉遣い、話し方、声のトーン、語尾や雰囲気など意識するようになる。
↓
・社会人になってから学ぶ事は、誰かに“強要される”内容ではなく、自分の業務に関わる事、興味のある事なので、知識が深まると共に、面白いと感じるようになる。
↓
・数学の成績が悪かったため、「数字が苦手」だと思い込んでいた。
しかし、教科書に載っているような難しい計算が出来なくても、“算数”が出来ればエクセルの計算式は作れ、億単位の売上分析も可能。
難しい計算式を使う専門分野の仕事に就いている方以外は、+、-、×、÷が出来れば業務上大きな問題はない。
また、30歳頃の時の上司が
「女の子は数字苦手だからね」と、何気なく私に言ったことにより、その瞬間から
「あらゆる数字を頭に叩き込む!」と決意。
その後、数字苦手意識が無くなった。
(このきっかけは有難かったです)
↓
・知識が増えてくると、自分の専門、専門外の事についても好奇心が強くなる。
20代半ば頃からです。
“勉強が面白い”と思い始めたのは。
その頃ドラッグストアの医薬品担当者をしており、店頭に置いてある薬の成分を覚えなければならないため、初めは覚えられず苦しみましたが「この薬には、何の成分が何mg入っていて、他の○○の成分と作用の強さがどのように違う」などがある程度頭に入った頃、面白さに変わりました。
また、自分の好きな事を深く学び、もっと世の中の事を知りたいと思うと、多くの人々の話を聞く機会が増えます。
誰もが「自分の得意分野の話を聞いてほしい」人達ばかりです。
特に、聞き手(私)より年上の方は、自分よりも若い人に教えたくて教えたくてたまりません。
「ちょっとそこに座って私の話を聞きなさい」といった様子です。
会話の内容は、私には関係ない話、興味のない話が多くあります。
私は、ずっと黙って聞いています。
それを何人も何十人も何百人も聞いていくと、誰とでも会話が出来るようになります。
そのようにして、知識や視野が広がっていきます。
大人になってからの学びは、テスト勉強の成績を競うものではありません。
何かを依頼した時、
「面倒だ、私には関係ない、嫌だ」
と表情に表れる人、いますよね。
そのような方はいつも、どんな時も“先ず否定する”考えが癖になっています。
何に対してもやる気が無くなり、興味が持てなくなり、成長したいという欲求が出てきません。
「知らないことを知った時の楽しさ」を実感した方は
自らどんどん学んでいきます。
「勉強=面白くない」のは思い込みです。
そう言いつつ、現在勉強中の英語は苦しみながら勉強していますが。
それとは別に、秋から始める栄養の勉強は、スタートが待ち遠しい程楽しみです。
学んだことをアウトプットしたいですね。
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