中国への出張は4度目。
武漢へは初めて降り立ちました。
「後藤さん、武漢は暑いですよ。気をつけてください!」と聞いていた通り、飛行機から降りた瞬間に熱風のような湿度を含んだ暑い空気に迎えられました。
中国へは2013年と2014年に上海2回、青島1回。
場所の違い、季節の違いはあるかもしれませんが、武漢の空は青く、空気は上海、青島より良いと感じました。
目的地は武漢の中心部なので都会です。
中国一高いビル、武漢グリーンランドセンター(636メートル)を建設中。
今回の武漢への目的は、取引先企業の武漢支社にて、自社社員、お客様を集めて、勉強会、商品説明会、商品開発ミーティングです。
私は午前中の2時間半をもらい、皮膚の基礎知識、スキンケアの種類別特徴、メイク講座の3部作で行いました。
聴講者は全員中国人の為、通訳の方と一緒です。
<皮膚の基礎意識>
<メイク講座>
聴講者の反応を見るとスキンケアや美肌に対しての関心は高いのですが、メイクに関しての関心は少ないと感じました。
女性のメイクを見ると、30名ほどいましたが、人により、しっかりメイクの方もいればポイントメイクが薄い人、ほぼノーメイクと3タイプに別れます。
参加者は、化粧品や美容機器などの売買をしている取引先の方と武漢スタッフ。
・美容や健康産業に興味があるのか
・自分も美しく健康になりたいのか
・儲かるから生業としているのか
各個人の根っこの目的は正直判りません。
20〜30代前半の若い女性は本人が「美肌になりたい」という気持ちを私に伝えてくれる方もいますが30代後半以上の方からはあまり感じませんでした。
聴く態度という部分では、集中力が続かないためか時間が経つと多くの方がスマホをじっと見つめ始めます。
私は以前このように教わりました。
「寝ている人、つまらなさそうに聞いている人がいたら、”話し手が悪い”」と。
寝る人が悪いのではありません。
眠たくなる話し方と内容を伝える話し手が悪いのだと。
いつもそのように思いながら話します。
ただ、”話す側”としては”聞く姿勢”を持っています。
講演者の話が面白くても面白くなくても欠伸せず聞きます。
今回、勉強会時間の3分の2が終わり、最期メイクセミナーを始めた頃から、
聴講者の集中はスマートフォンに変わって行ったので
「つまらない内容にしてしまったな・・・」と反省。
一方的に話すのではなく、聴講者とコミュニケーションを取りながら動きのある講義内容にする。
通訳と事前にしっかりと打ち合わせをしておく。
事前準備は大切です。
沢山の方の貴重な時間をもらっている自覚を持ちながら今後もセミナーをしていきたいです。
<4年ぶりの中国で感じた事>
■支払い
コンビニに行くと、私以外現金で支払いをする人はいません。
コンビニも自動販売機もタクシーもモバイル決済。
主流はAlipay(支付宝)、WeChat Pay(微信支付)。
100元札を渡すと面倒そうにお釣りを渡してくれる店員さんに少し申し訳ない気持ちになります。
■SNS、メール機能
今回困った事はgmailが使えないこと。
幸い、通知だけは来るので誰からメールが来たのかは解るのですが、メールを開くことは出来ません。
youtubeは見れなかった記憶がありますが、実際のところ制限は想像を超えていました。
<使えないもの>
・gmail
(iCloudのメールもうまく使えず。受信は出来ましたが)
・line
・Facebook(messenger)
・youtube
・Google検索
・hulu
・AbemaTV
・Yahooニュースは読めますが検索は出来ません。
・radiko
・日経新聞アプリ
・その他アプリ
<使えるもの>
・Skype(私ではなく同行のメーカーさんがスカイプ使用)
・potcast
・icloudへのメール受信開封
・smartnewsアプリ
・産経新聞アプリ
中国内で日本のSNSやGoogleが使えるルーターもあるようですが、それを知らずに来てしまった為、仕事への支障を来したことと、何も検索できないため、娯楽はほぼ無い状況でした。
日頃PCやスマホの依存度の高さを実感します。
■人口とマンションの多さ
武漢では少し街を歩いたり観光をしましたが、中国人以外とすれ違う事は無かったと思います。
日本人、韓国人、東アジア、欧米、ヨーロッパなど他国の方は見ていません。
帰国する空港で2人のヨーロッパ系の女性とすれ違ったほどです。
武漢には他国からビジネスや観光で来られる方は少ないようです。
湖が多く、涼を求め湖に入るたくさんの人。
街中にもたくさんの人。
平日の博物館にたくさんの人。
渋谷や新宿で人が多いな・・・というのとまた少し異質な、人の多さを感じます。
高層マンションもそこかしこに立っています。
武漢市の人口1061万人。
東京都の人口927万人
約100万人の違いですが武漢の方がとても多いように感じました。
■観光
黄鶴楼(武漢と長江を一望できます)
湖北省博物館へ
3泊4日の武漢出張、有意義に過ごすことが出来ました。
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