化粧品、医薬品、健康食品成分

青汁の種類と特徴【大麦若葉・ケール・明日葉】

以下動画テキストです。
【大麦若葉・ケール】

【明日葉】

皆さんも一度は青汁を飲まれた経験があるのではないかと思います。
体に良い印象のある青汁について、種類と特徴をご紹介します。

青汁とは、緑黄色野菜を絞った汁のことです。
青汁は大きく3種類に分けられます。
「大麦若葉、ケール、明日葉」です。

■大麦若葉
大麦若葉はイネ科大麦の葉で、幼穂を形成しはじめる草丈20~30cmの頃の若葉をさします。
ビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素、食物繊維を多く含みます。
活性酸素分解酵素のSODも含まれており抗酸化作用も期待できます。

山本漢方さんの大麦若葉は有名で昔からよく売れていましたが、近年はインバウンドでお土産に購入される観光客の方も多いです。
外箱にはたくさんの成分が記載されており、ポリフェノールやクロム、βグルカンなども含まれます。

栄養成分は、何か一つだけ特出して摂取すれば良いというわけではなく、バランスが大切ですので、日々の食生活で不足しやすい栄養素をプラスできます。
大麦若葉の特徴の一つは「飲みやすさ」もあります。

<山本漢方さんの大麦若葉の一日摂取量>
本品は、通常の食生活において、1日1~2包を目安にお召し上がりください。
緑黄色野菜、食物繊維など、多く取りたい方は、1日2~3包(6g~9g)お召し上がりください。

■ケール
ケールは地中海沿岸が原産とされるアブラナ科アブラナ属の葉野菜です。
キャベツやブロッコリーの仲間です。
大麦若葉と比べると飲みにくいと言われていますが現在は各社、味にもこだわり以前に比べると飲みやすくはなっているのではないかと思います。

ケールの青汁で有名なキューサイさんの青汁は
1982年から冷凍青汁を発売。
「不味い、もう一杯」という台詞のCMは私も記憶にあります。

ケールの青汁にも栄養成分がバランスよく含まれております。
他の特徴としては、
・カルシウムが多く含まれている。

・メラトニンを含む。
メラトニンは体内時計を正常に保ち、寝つきをよくすると共に睡眠の質を改善する働きがあるといわれています。
睡眠導入に効き目があるかは何とも言えませんが、ケールの青汁は体に良いものですし、プラスにはなるかもしれません。

・ルテインを含む。
ルテインはカルテノイドと呼ばれる黄色色素の一種で、ケール、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれる成分です。
目の黄斑と呼ばれる網膜の中央部に存在しています。

黄色色素は網膜に有害な青色光を吸収し、活性酸素を除去すること(抗酸化作用)で網膜の細胞を守っています。

<キューサイさんの青汁一日摂取目安量>
食品ですので特に定めはありませんが、1本(3.5g)を約100~150mlの水、または牛乳などと一緒に、1日1~2本を目安に十分に混ぜてからお召し上がりください。

■明日葉
あしたば(明日葉)は、日本原産のセリ科の多年草です。
葉っぱを摘んでしまっても、次の日には若葉が伸びだすほど生長が早く、繁殖力が強いことから「明日葉」と名付けられたようです。
明日葉は、江戸時代から滋養強壮によい薬草として知られ、根は朝鮮人参の代用として利用されてきました。

アミノ酸をはじめに、β-カロチンやビタミンB群、ビタミンCなどの「ビタミン類」、カリウムやゲルマニウム、鉄分といった「ミネラル類」、食物繊維や葉緑素などの栄養素を含んだバランスのよい野菜です。

青汁の原料としても親しまれており、優れた健康食品として近年注目されています。

特徴成分<カルコン>(参考:山田養蜂場サイト)
明日葉の葉や茎を切ると、黄色い汁が出てきます。
この黄色い汁に含まれているのがカルコン類という明日葉以外の植物には、ほとんど含まれていない、貴重なポリフェノール系の成分です。

カルコン類は、抗菌、抗酸化、抗炎症性作用があるといわれているだけでなく、血栓ができるのを抑えたり、内臓脂肪を解消する作用があるとも考えられています。

一方「クマリン」は、セリ科の植物全般に含まれ、あしたば(明日葉)には特に豊富に含まれています。「カルコン」と同じような効果が、「クマリン」にも期待できます。
その他、クマリンという成分はカルコン同様ポリフェノールの1種です。
抗菌作用や抗酸化作用が期待できるほか、血流改善など。

明日葉の青汁も一日1~2杯が目安です。

大麦若葉、ケール、明日葉とそれぞれ特徴があります。
抗酸化作用が高い、寝つきや目に良い成分、抗菌抗酸化作用が高いなど。

それぞれ100%のものを選ばれても良いと思いますし、複合して配合されているもの、味で選ぶなどいくつか試し飲みをしてみても良いのではないかと思います。

飲み方は、それぞれ、水や牛乳、豆乳に溶かす。
ジュースや黒酢などに混ぜる。
ヨーグルトに混ぜる。
スープや料理に使うなど、青汁レシピは沢山ありますが、ジュースに混ぜたり、甘くすると糖分が多くなりますので、健康のために青汁を毎日飲むのであれば、水などシンプルに飲むのが一番いいのではないかと思います。

注意点としては青汁はビタミンKが含まれているものもありますので、ワーファリンなどを服用中の方は召し上がらないようご注意ください。(医師に相談)

青汁にはそれぞれ種類と特徴がありますので、今飲まれている方、これから飲んでみようと思われている方は成分も注目しながら日頃の食生活に取り入れてみて下さい。

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