以下、動画テキストです。
【前編】
【後編】
プラセンタについて
<プラセンタの種類>
プラセンタには「ヒト、豚、馬、羊、植物由来」など数種類あります。
・ヒト
化粧品や食品への使用が禁止されており、クリニックで注射やサプリメント(ラエンネックP.O.)などで処方されます。
・豚
豚プラセンタの方は一般的に馬プラセンタよりも原料価格が安いため、商品の価格を安く抑えることが出来ます。
豚プラセンタの中には「国内産SPF豚」など高品質のプラセンタがあります。
SPF豚とは、Specific Pathogen Freeの略で「特定の病原体をもっていない」という意味の学術用語です。
SPF豚とは一般的な豚とは違い、徹底した防疫が行われている100%国内産の安全で高品質な豚です。
SPF豚生産ピラミッドは上からGGP、GP、CMと種類があり、エクラブランシュのサロン内化粧品や、個人的に使用している日本天然物研究所さんの美容液、原液の豚プラセンタは希少なGGP、GPのSPF豚を使用した製品です。
・馬
馬と豚のプラセンタの違いは、馬プラセンタの方が豚プラセンタよりも多くのアミノ酸を含むと言われており1.2~1.5倍ほど多く含有しています。
・牛
以前は牛の胎盤が使用されていたこともありましたが、2001年、狂牛病(BSE)の発生を機に厚生労働省は「BSEが発生している国の牛や羊など(他シカなどウシ等)の胎盤を原料としない事」と通知を出していますので現在はありません。
・羊
羊プラセンタはヨーロッパや北米など海外で人気があるようですが、日本ではあまり使用されません。
ウシプラセンタを使用しないのと同様の理由も関係しています。
・植物プラセンタ
メロン胎座プラセンタなど植物性プラセンタはありますが、メーカーから聞いた話では、「プラセンタの効果を期待して植物性プラセンタを使っても殆ど意味がない」との事です。
植物や魚に胎盤はありません。
プラセンタの効果を期待するなら、豚、馬、ヒト由来など。
宗教や思想により動物性成分を使用したくない方は「プラセンタの効果が欲しいから植物性プラセンタを選ぶ」のではなく、「美白、リフトアップなど目的に合わせた成分を選ぶ」ようにしてください。
私が日本天然物研究所さんのプラセンタを選ぶ理由は、プラセンタ原料のトップメーカーだからです。
品質を信頼してサロンのトリートメントに使用し、私自身も愛用しています。
<プラセンタの効能>
・ターンオーバーを整える
・活性酸素除去とメラニン抑制による美白効果
・抗酸化作用
・コラーゲン生成(しわたるみ)
・血行促進
・細胞増殖、再生
・抗アレルギー(アトピー性皮膚炎)
・抗炎症
・冷え性
・ホルモンバランスの正常化
・肝機能強化
・免疫賦活効果など(免疫を活発にして免疫力を上げる)
<医薬品(内服)効果効能>
滋養強壮
〇虚弱体質
〇肉体疲労・病後の体力低下・食欲不振・栄養障害・発熱性消耗性疾患・妊娠授乳期などの場合の栄養補給
<医薬品(外用薬)効果効能:パルモアー>
進行性指掌角皮症、脂漏性皮膚炎、湿疹、粃糠疹、日光皮膚炎、口唇炎、にきび、酒さ、皮膚の栄養及び保護、肌あれ、ひび、あかぎれ、口唇乾燥症、口唇き裂、その他の皮膚乾燥及び角化症
<プラセンタ注射薬の適応症>
・更年期障害
・乳汁分泌不全(にゅうじゅうぶんぴつふぜん)
・慢性肝疾患における肝機能の改善
<その他に使われている実例>
・肉体疲労・不眠、うつ病などの精神性疾患・冷え性・生理痛・関節痛・色素沈着・熱傷・アトピー性皮膚炎・褥瘡(じょくそう)・発毛など
肝機能強化やホルモンバランスを正常化する事により、肌色が改善、コラーゲン造成が活発化し肌にハリやうるおいが出てきます。
しわやたるみ、肌色に悩んでいる方に適している成分です。
<成長因子とは>
特徴的かつ大きな役割として、プラセンタに含まれる「成長因子=グロースファクター(GF)」があります。
プラセンタが作り出す成長因子は、「細胞分裂を活発にし、細胞を臓器へと作り変えていく働き」を持ちます。
全身細胞の新陳代謝が促され、“代謝の向上、体質の改善、組織や機能の若返り”という効果が期待できます。
・EGF(上皮細胞増殖因子)
皮膚・肺・角膜・気管上皮細胞の増殖と再生を促します。
主に、表皮細胞に働きかけます。
EGFはアメリカのスタンリー・コーエン博士が1962年に発見し、1986年にノーベル生理学賞、ノーベル医学賞を受賞。
そのため、ノーベル賞を受賞した成分などと言われることもあります。
・FGF(線維芽細胞増殖因子)
血管新生、創傷治癒など。
主に真皮の繊維芽細胞に働きかけます。
・HGF(肝細胞増殖因子)
肝細胞や様々な細胞を増殖し、組織と臓器の再生と修復を促す。
・NGF(神経細胞増殖因子)
神経細胞(交感神経・副交感神経・知覚神経節細胞)の増殖と再生を促す。
・IGF(インスリン様成長因子)
軟骨細胞・平滑筋細胞の増殖と再生を促す。
・TGF(形質転換増殖因子)
非形質転換細胞を可逆的に形質転換細胞に転換。
・KGF(ケラチノサイト増殖因子・FGF-7 )
毛母細胞の分化と増殖促進。
・CSF(コロニー形成刺激因子)
免疫担当細胞の顆粒粒、マクロファージなどの幹細胞の増殖を促す。
・インターロイキン
免疫反応に関与する細胞が分泌する活性化物質の総称でサイトカインの一種。
・サイトカイン
細胞から放出されて,免疫作用・抗腫瘍作用・抗ウイルス作用・細胞増殖や分化の調節作用を示すタンパク質の総称。
・IL-1(インターロイキン1)
免疫担当細胞、胸腺細胞の増殖、リンホカインの産生促進を促す。
・IL-2(インターロイキン2)
ヘルパーT細胞、キラーT細胞・サプレッサーT細胞の増殖を促す。
・IL-3(インターロイキン3)
造血幹細胞、肥満細胞の増殖を促す。
・IL-4(インターロイキン4)
B細胞の増殖、および抗体産生細胞への分化促進を促す。
プラセンタに含まれる成長因子は美肌だけではなく、様々な効果が期待できます。
また、より早く効能を実感したい方は、化粧品とサプリメント併用することで、美肌や健康に対して効果を発揮します。
私はプラセンタ原液を、洗顔後化粧水前に手持ちのオイル美容液に数滴混ぜて使用しており、サプリメントも服用しています。
プラセンタはこのような方に適しています。
・若々しい肌にしたい
・透明感のある明るい肌
・血色のいい肌
・ハリ、たるみが気になる
エイジングの一つとして、プラセンタを取り入れる事は有効だと思います。
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