「表皮幹細胞」について。
以下、動画テキストです。
【表皮幹細胞の役割】
【表皮幹細胞美容成分】
表皮幹細胞は基底層に存在します。
ターンオーバーの周期をつかさどり表皮を生まれ変わらせます。
表皮幹細胞は加齢により減少します。
減少すると、ターンオーバーに時間がかかり、皮膚が作られるスピードが遅くなります。
その結果、肌のごわつき、くすみ、化粧品の浸透の妨げなどに繋がります。
表皮幹細胞の役割(参考:資生堂資料)
(1)表皮幹細胞はヒアルロン酸を生み出す能力が高い
(2)表皮幹細胞はヒアルロン酸を表皮に留めさせる能力が高い
(3)通常は紫外線や加齢などにより基底膜が分解されていくが、基底膜の分解を抑えると表皮幹細胞の減少を抑制できる
(4)基底膜の分解を抑えると、表皮のヒアルロン酸量が増加する
老化した肌をあきらめる前に「若々しく美しい肌」を育成するため、表皮幹細胞を活性化、または細胞の減少を抑制する必要があります。
近年、「幹細胞コスメ」が増えてきました。
<表皮幹細胞に働きかけるとされる成分>
・リンゴ果実培養細胞エキス
表皮幹細胞の機能を活性化
幹細胞増殖能力の維持、紫外線からの幹細胞の防御(老化遅延効果、抗しわ効果)
資生堂の研究「表皮幹細胞減少抑制」成分。
・Wステムコンプレックス
幹細胞に働きかける成分「イノシトール、ムクロジエキス、ウコンエキス」が含まれています。
エリクシールシュペリエル エンリッチドセラムの中に含まれています。
・ヒト脂肪由来幹細胞培養液(HAS)
ヒト脂肪由来幹細胞培養液には細胞の活性を促す生理的活性の強い500種類以上のタンパク質成分などが豊富に含まれており、これらの成分が鈍くなってしまった細胞を呼び覚まします。
タンパク質成分には、サイトカインと呼ばれる細胞活性のカギとなる情報伝達物質が豊富に含まれており、”肌の抗老化、肌組織再生、頭髪発毛、肌の美白”などの多様な効果を促進する高機能性生物素材です。
・プラセンタ
プラセンタは「成長因子(グロースファクター)」を含んでいます。
グロースファクター(GF)成長因子には細胞の増殖や分化、修復や再生を促進する作用があり、体内にあるたんぱく質の総称です。
細胞増殖や分化によって、老化した肌を若々しくします。
ここからは、個人的な意見です。
科学者や研究者ではありませんから、絶対とは言いません。
色々調べて、今まで直接メーカーや研究員に聞いてきた意見です。
■植物系幹細胞エキス
少しずつ植物系幹細胞エキス配合の化粧品が増えましたが、有名メーカーの商品に含まれることは少なく
バラエティショップで販売している化粧品や通販化粧品に配合されている事が多いです。
”幹細胞コスメ”への期待に対しての効果はどこまで感じられるのかは何とも言えません。
■表皮幹細胞減少抑制
資生堂研究以外で表皮幹細胞減少抑制を打ち出している成分は少なく、現在、他社、他成分と比較や詳しいことが解りません。
資生堂化粧品が好き、エリクシールシュペリエルファンに。
■ヒト脂肪由来幹細胞培養エキス
現在、ヒト脂肪由来幹細胞培養エキス化粧品はまだ少ないです。
効果効能のエビデンスについて、まだ解りかねる部分がある事。
高価な化粧品が多いです。
■プラセンタエキス
プラセンタはエビデンスが多く、効果の期待が持てます。
成長因子を含み、細胞の増殖や分化を促進。
化粧品や健康食品事例も多く、価格は手頃で研究も十分にされています。
個人的には上記の4種類の中であれば”プラセンタエキス”がおすすめです。
加齢によって減少してしまう表皮幹細胞。
若々しく美しい肌のために活性化させたいですね。
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