以下、動画テキストです。
■ナイアシン(オーソモレキュラー)
<働き>
・エネルギー作り
・脂質や糖質の分解に関与する
・皮膚・粘膜の炎症を防ぐ
・神経症状を防ぐ
<不足すると起きやすい症状>
うつ、幻覚症状、イライラ、不安、精神障害、口内炎、皮膚炎、舌炎、胃腸障害、下痢、ペラグラなど
<一日摂取目安量>
(年齢、授乳中により数値増減あり)ナイアシン当量で、おおよそ
男性…13~16mgNE、女性…10~13mgNE(NE=ナイアシン)
<ナイアシンが多い食材(100gあたり)>
たらこ(生)49.5、かつお19、まぐろ(キハダ)17.5、豚肉レバー14、焼豚13.5mgなどレバー、肉類、魚類に多く含まれます。
ナイアシンの化学名はニコチン酸です。
タバコのニコチンとは全く関係ありません。
体内では、ニコチン酸に変化する物質(誘導体)である、ニコチン酸アミドがあります。
体内でトリプトファンという必須アミノ酸からも合成することが出来、私たちはこれらをナイアシンとして利用しています。
ビタミンB3とも呼ばれ、水溶性ビタミンであるビタミンB群の一つです。
<ナイアシンの肌への効果>
①セラミドに直接働きかける
ナイアシンアミドは、皮膚のセラミド(細胞間脂質)の合成を助け、バリア機能をサポートします。
②血行促進作用や血管拡張作用により、頭皮環境にも良い
③メラニン抑制効果
美白有効成分として医薬部外品「ニコチン酸アミド」があります。
ニコチン酸アミドW(D-メラノTM)
マックスファクターさんが開発した2007年に厚生労働省から認可された有効成分です。
出来たメラニン色素を表皮細胞(ケラチノサイト)への受け渡しをブロックします。
この作用で、メラニン色素の表面化を防ぎます。
多くの美白成分は「チロシナーゼの活性化を抑える事」に対して、異なったアプローチをします。
④消炎作用によりニキビができにくい
⑤その他
エネルギー作り、うつ、統合失調症にも良い作用があるようです。
ナイアシンは美肌効果と、精神的部分にとても大きく作用します。
今後、深く知りたい成分の一つです。
■パントテン酸(オーソモレキュラー)
<働き>
・たんぱく質・脂質・糖質の代謝に
・神経、副腎皮質の機能を正常に保つ
・皮膚や毛根に栄養を与える
<不足すると起きやすい症状>
うつ、性腺機能低下(せいせんきのうていか)、足の痛み、めまい、動悸、頭痛、手足のまひ、けいれん、皮膚の異常
<一日摂取目安量>
(年齢、妊娠、授乳中により数値増減あり)男性…5mg、女性…4~5mg
<パントテン酸が多い食材(100gあたり)>
鶏レバー10.1、豚レバー7.19、牛レバー6.4、卵黄4.33、たらこ3.68、納豆3.6などレバー、納豆、鶏肉、卵に多く含まれます。
パントテン酸は化学名もパントテン酸です。
ビタミンB5 とも言われビタミンCの働きを補助する重要な栄養素です。
ビタミンCが働き、真皮層でコラーゲンが生成され、ハリと弾力のある毛穴の目立たない肌にします。
また、ターンオーバーを促す働きがあります。ニキビが気になる方にも効果的です。
一番有名な商品はパンテーンでしょうか?
ナイアシン、パントテン酸は美肌効果が高い成分です。
【各種ビタミン】
ビタミンB1
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