「医者が教える食事術 最強の教科書」を読んで①
書籍のあらすじでだけではなくキーワードから関連することも記載しています。
血糖値
糖尿病専門医牧田善二先生の著書から。
糖尿病腎症を治す治療の研究をされています。
私が牧田先生を初めて知ったのは、糖化について調べていた時、
牧田クリニックさんのホームページにたどり着きました。
この食事術の著書は、糖尿病予防、糖化予防視点から記されています。
■序章:血糖値のコントロールが最大のカギである。
主食を含む糖質(炭水化物)の多い食事を摂ると、速やかに血糖値が上がります。
糖質(炭水化物)を摂取しなければ、血糖値は急上昇しません。
血糖値が大幅に上下したり(血糖値スパイク)、高血糖の状態が続くと体に悪影響です。
【血糖の基準値】
空腹時血糖…70~109mg/dl
負荷後(食後)2時間血糖…140mg/dl未満
HbA1c…5.6%未満
境界型
空腹時血糖…110~125mg/dl
負荷後(食後)2時間血糖…140~199mg/dl
HbA1c…5.6~6.4%
糖尿病型
空腹時血糖値…126 mg/dl以上
負荷後(食後)2時間血糖…200 mg/dl以上
HbA1c…6.5%以上
いずれかを満たすものを糖尿病型とするという基準があります。
皆様も血液検査のデータが手元にある方は見直してみてください。
通常、血液検査(健康診断)は空腹時に行う事がほとんどですので、
実際私も糖質を摂った食後に血糖値を図ったことは一度もありません。
2018年3月10日の血液検査データでは
空腹時血糖…71mg/dl
HbA1c…4.5%
でしたので、基準値に収まっていますが、食後2時間後200 mg/dlを超えていた・・・などということも無いとは限りませんので、一般の検査でも食後血糖値を調べた方が良いのではないかと最近思っています。
高血糖が招く健康リスク
・糖尿病、糖尿病予備軍の恐れ
・血圧が上がる
・体重が増えやすくなる
・血管がダメージを受ける
・糖化する
など。
上記項目が少ないので、そんなに問題が無いと感じる方がいるかもしれません。
しかし、糖尿病が関係する合併症、高血圧や血管ダメージによる動脈硬化等、血管に関わるもの、糖化による老化など、「高血糖」という入り口一つに紐づく疾病は重大かつ数がとても多いです。
高血糖状態が続き、糖尿病だと診断されたとしても
糖尿病そのものが怖いというよりも、糖尿病が悪化した先にある疾病が危険です。
例を挙げると「脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、閉そく性動脈硬化症、神経障害、腎症、網膜症、ケトアドーシス、がん、糖化、糖尿尿性足病変、感染症、歯周病」など、発症させてしまうとQOLは下がります。
「まぁ、自分は大丈夫だろう」と気に留めず、体重過多状態を続け、血液検査の結果を放置することで、ある日突然体調を崩し、病院に行き、主治医から聞かされた病名と現在の症状を聞かされたとしたら
恐らくほぼ全員の方が“後悔”されるのではないでしょうか?
「気をつけていれば良かった・・・」と。
後悔しない様に、健康な体の時から予防することが大切です。
次回に引き続きます。
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