「医者が教える食事術 最強の教科書」を読んで⑧
書籍のあらすじだけではなくキーワードから関連することも記載しています。
■目次をキーワードに、私の個人的な意見を述べています。
糖化予防として、一つは糖質(炭水化物)の摂取を減らす事ですが、もう一つ、AGEsの多い食品を避ける事、AGEsが上がりにくい調理法を用いることも有効です。
AGEs(終末糖化産物)
AGEsの高い食品は、ベーコン、バター、フランクフルト(直火焼き)、ステーキ、鶏肉の唐揚げ、マヨネーズ、フランクフルト(ゆでる)、ソーセージ(焼き)ハンバーガーなどが高いです。
加工肉、高温度でじっくり焼く調理法などがAGEs高値の目安になります。
こちらは糖化について作成した動画です。
私たちは毎日食事をします。
昼食、夕食は毎日違うものを食べている方も、朝食のメニューのパターンはいつも同じという方も多いのではないでしょうか?
朝、食パンをトースターでこんがりと焼いて、バターやマヨネーズをぬり、ベーコンと目玉焼きをのせ、ジュースを1杯。
ごくありふれた朝食です。
しかし、この朝ごはんが毎日続いたとしたら如何でしょうか?
・食パン=糖質⇒糖化の原因
・トースト⇒焼く前の食パンよりAGEsが高くなる
・バター、マヨネーズはAGEs値が高い
・ベーコンはAGEsの値が他の食材より群を抜いて高い
・ジュース⇒果糖はブドウ糖の10倍以上の速さでたんぱく質や脂肪を糖化させる
など、上記のメニューを年間300日以上×年月を重ねることで、朝食からも糖化を早めます。
漠然と「朝ごはんを食べることは健康のために必要だ」という事は正しいのでしょうか?
“ただ食べることが正しいのか”
“食べるべきものを選ぶことが需要なのか”
“空腹でなければ無理に食べる必要はないのか”
しっかりと考えることが大切です。
私は現在朝食を食べませんが、もし食べるなら、豆腐とわかめの味噌汁や、茹で卵を選びます。
アボカドも良いと思います。
朝からたくさん食べなくても、お昼までは持ちます。
食べることで健康を害しては勿体ない事です。
「朝は食べなければならない」という固定概念を一旦外してみては如何でしょうか?
また、しわ・シミ・ニキビなど肌の老化に糖化が密接に関わっています。
私たちの体の細胞を構成する物質の中で、水分の次に多いのがたんぱく質で20%前後を占めています。
たんぱく質は筋肉、皮膚、内臓やコラーゲン、爪、毛髪など体中のあちこちに存在します。
また肌の弾力に欠かせない、コラーゲンは肌の真皮の水分を除く約70%を占めると言われています。
糖化=糖+たんぱく質+体温です。
糖化しやすい食生活を続けることで、体のたんぱく質が変性、劣化します。
また、糖(炭水化物)を摂取することで、血糖値が上がり、高血糖状態が続くと血流が悪くなります。
ターンオーバーが乱れ、代謝が悪くなり、毛穴の詰まりやニキビの原因になります。
“コラーゲン配合化粧品“”コラーゲンドリンク“は大変人気です。
ハリを高めるために、たるみを予防するためにコラーゲンを摂取している方は多くおられます。
しかし、そもそもコラーゲンは分子量が大きく、化粧品をつけてもドリンクを飲んでも吸収しにくい成分です。
「私は甘いお菓子やケーキをあまり食べない」と仰る方も、朝昼晩、炭水化物を食べていない方は殆どいないと思います。
効果を得にくい方法を取り入れ努力し、日々の食生活で体内のたんぱく質を壊してしまうのは残念です。
糖化を予防するためにまず最初に取り組むことは”食生活の見直し”です。
牧田善治先生の著書も参考にしながら、糖化予防をして頂きたいと思います。
著書を読んで、私自身が実践していることや思ったことを数回に分けて記しました。
美容と健康に食は直結します。
ご自身の「食生活」、一度考えるきっかけになれば幸いです。
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