今回のテーマは脂溶性ビタミン「A・D・K」をご紹介致します。
以下、動画テキストです。
ビタミンには「水溶性」と「水溶性」があります。
脂溶性ビタミンは油との相性がいい為、サプリメントなら食後に飲んだり、脂溶性ビタミンを含む食材なら油炒めで調理するのも良いと言われています。
脂溶性ビタミンの摂りすぎは良く無い、摂取上限を守ろうと言われますが、通常の食生活で過剰摂取になることは少ない為、サプリメントやビタミン剤を服用されている方は、あまり多くなりすぎない様に気をつければ、通常の食事ではあまり気にすることはありません。
<ビタミンA>
ビタミンAとは、レチノール、レチナール、レチノイン酸の総称で、脂溶性ビタミンに分類されます。
また、植物に含まれるβ-カロテンは、摂取すると、小腸上皮細胞でビタミンAに変換され、プロビタミンA(ビタミンA前駆体)と呼ばれ、ビタミンAの仲間に分類されます。
<ビタミンAの吸収と働き>(参考:健康長寿ネットサイト)
ビタミンAの主要な成分であるレチノールには、目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働きがあります。
また、レチノールは、視細胞での、光刺激反応に関与するロドプシンという物質の合成に必要なため、薄暗いところで視力を保つ働きもあります。
最近ではレチノールが上皮細胞で発癌物質の効果を軽減するといわれています。
また、粘膜や皮膚を健康に保つ効果、動脈硬化を予防する効果もあります。
<一日摂取推奨量>
成人男性800~900㎍RAE、成人女性650~700㎍RAE(RAE=レチノール活性当量)
耐容上限量2,700㎍RAE
これがどのくらいの量か食品でイメージすると
(100g換算)
・鶏レバー(生) …14,000μgRE
・豚レバー(生) …13,000μgRE
・あんこうの肝…8,300μgRE
・うなぎの肝…4,400μgRE
・うなぎ(かば焼)… 1,500μgRE
です。
このように食事で稀に上限(2,700㎍)を大幅に上回ることがあるかもしれませんが、毎日連続して長期間食べ続けている方は少ないと思いますので、ビタミンA(レチノール)が多い食品がどのようなものかを少し知っているに留めるほどでいいのではないかと思います。
妊娠中の方は、食生活においてビタミンAが多い食品は控えた方が良いようです。
もちろん少なすぎても良くありませんので、神経質にならない程度にほどほどにお気を付けください。
<化粧品とビタミンA>
レチノールは化粧品のなかでは特にアイクリームに含まれることが多いです。
(肌への効果)
・ターンオーバーの促進
・コラーゲン産生サポートなど。
種類としては、
・パルミチン酸レチノール
・酢酸レチノール
・レチノール
・レチナール
・レチノイン酸など。
いくつか種類がありますが安定性が優れているため“パルミチン酸レチノール”が使われることが多いです。
2017年は2大アイクリームが誕生しました。
一つは「ニールワン」というしわ改善の医薬部外品を配合したPOLAのリンクルショット。
もう一つは「純粋レチノール」配合の資生堂のエリクシールリンクルクリームです。
資生堂サイトでは、「純粋レチノールは、表皮角化細胞でヒアルロン酸の産生を促進し、表皮内の水分量を高めて硬くなった肌を柔軟にし、しわを改善します。」と紹介されています。
私が使用したアイクリームは以前使っていたものも、現在使用しているものもパルミチン酸レチノールが入っています。
ビタミンAは健康面では特に「目に」、美容面では特に「しわ」に効果があります。
【各種ビタミン】
ビタミンB1
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