以下動画テキストです。
今回のテーマは「ビタミンB群」について
ビタミンB群は水溶性ビタミンです。
種類は、「ビタミンB1・B2・B6・ビオチン・ナイアシン・パントテン酸・ビタミンB12」です。
ビタミンB群は補酵素として働いています。
その中でも、ビタミンB群は特に代謝ビタミンと呼ばれ、私たちが生きるための源であるエネルギーを作るのに必須です。
お互いが関係しあって働いているために、これらのビタミンはまとめて「ビタミンB群」と呼ばれます。
【ビタミンB1】
<働き>(参考:オーソモレキュラーサイト)
・糖質をエネルギーに変える
・アルコールの代謝に関与する
・脳の働きに関与する
・神経の働きを正常に保つ
など。
<不足すると起きやすい症状>
肩こり、筋肉痛、疲労、アルコール中毒、脚気、食欲不振、記憶力減退、集中力低下、音に過敏、神経炎、ウェルニッケ脳症
など。
<一日摂取目安量>
(年齢、妊娠、授乳中により数値増減あり)男性:1.4mg、女性:1.1mg
体内に蓄積しにくいため、耐容上限量は設定されていません。
ビタミンB1が多い食材は(100gあたり)
・豚ヒレ肉0.98mg・豚モモ0.9mg・焼き豚0.85、焼きたらこ0.77mg、ウナギかば焼き0.75mgなど、豚肉、ウナギ、たらこに多く含まれます。
その他、玄米、大豆など、少しずつ色々な食材から摂取しないと意外と不足するかもしれません。
ビタミンB1 の化学名は“チアミン”と言います。
ドラッグストアで比較的最初に習うビタミンB1の種類は「フルスルチアミン」です。
「目・肩・腰」のアリナミンの主成分です。
随分以前に、「アリナミンを飲むと胃が重くなったり、胃からにんにく臭がする」と聞いた事がありますが、現在私もフルスルチアミンをたまに飲みますが、気になったことはありません。
しかしそのように言われたのは実際にんにくとB1に関係があったからです。
(参考:タケダサイト)
ビタミンB1(チアミン)がニンニクの成分「アリシン」と結びついて新しい物質「アリチアミン」に変化します。
その後研究が進み改良しプロスルチアミンが完成しました。
しかし、プロスルチアミンには「ニンニク臭い」という欠点があります。
タケダはニンニク臭を消すためにコーヒーを飲むという欧米の習慣をヒントに、コーヒーの香り成分のひとつである「フルフリルメルカプタン」を還元させたものをビタミンB1に結合させました。
その結果匂いがあまり気にならない“フルスルチアミン”が完成しました。
その他、他のビタミンB1の種類として
・ジセチアミン(ベリックス)
・ベンフォチアミン(キューピーコーワゴールド)
・オクトチアミン(ノイビタ)などがあります。
通常の食生活にプラスαをするなら、マルチビタミン剤でいいと思いますが、肩こり、腰痛、疲れなどが気になる方はこれらのB1剤を試してみるのも良いかと思います。
ビタミンB1は美肌効果というよりも、体の疲れ、肩こり、腰痛、目の疲れなどが気になる方におすすめです。
私も飲んでいます。
無名の製薬メーカーの商品は、同じ成分でも半額以下の安いビタミン剤もありますので、ドラッグストアで色々見てみてくださいね。
【各種ビタミン】
ビタミンB1
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