以下動画テキストです。
■ビタミンB12(参考:オーソモレキュラーサイト)
<働き>
ビタミンB12+葉酸
・神経を守り、正常な働きをする
・ヘモグロビン、赤血球の合成造血作用に関与する
・たんぱく質の代謝
・核酸の合成に関与する
・脳の発育を助ける
<不足すると起きやすい症状>
神経系の障害、記憶減退、集中力低下、食欲不振、便秘、下痢、異常興奮、悪性貧血、胎児・乳幼児の成長不良、学習能力の低下、舌の異常など
<一日摂取目安量>
・ビタミンB12 (年齢、妊娠、授乳中により数値増減あり)男性…2.4㎍、女性…2.4㎍
・葉酸(年齢、妊娠、授乳中により数値増減あり)男性240㎍、女性240㎍
妊娠を計画している、あるいは妊娠中の女性は一日240㎍の追加摂取が推奨されています。
耐容上限量900~1000㎍
<ビタミンB12が多い食材(100gあたり)>
しじみ62.4、赤貝59.2、牛肉レバー52.8、あさり52.4、いくら47.3㎍など魚介類、レバー、その他海苔に多く含まれます。
<葉酸が多い食材(100gあたり)>
鶏レバー1300、牛レバー1000、豚レバー810、うなぎの肝380、うに360、枝豆260、モロヘイヤ250㎍など、レバー、ウナギ、緑黄色野菜に多く含まれます。
ビタミンB12の化学名はコバラミン
葉酸の化学名はプテロイルグルタミン酸です。
B12 は綺麗なピンク色をしています。
例えば、ピンク色の目薬にはビタミンB12が含まれており、ピント調節機能の働きを活発にし目の疲れを癒します。
始めにビタミンB12を習ったのは、エーザイさんの「ナボリンS」でした。
目、肩、腰にビタミンB1のフルスルチアミン配合のアリナミンのご紹介をしましたが、更にB12 は、末梢神経のダメージを修復します。
(参考:エーザイサイト)
肩こり、腰痛は、肩や腰に過度な負担がかかって起こります。
同じ姿勢を続けたり、無理な姿勢をとることで、肩や腰の筋肉が硬くなったり、神経がダメージを受けて、コリや痛みを起こすことがあります。“もんでも届かないコリ”として感じる肩こり、腰痛によく効きます。
ナボリンにはビタミンB12と葉酸だけではなく、アリナミンと同じフルスルチアミン塩酸塩は同量入っていますので、個人的にとても好きな処方です。
店舗勤務している際も、肩腰、目の疲れの方によくおすすめしていました。
また、妊婦さんには、葉酸が良いと言われます。
厚生労働省のPDF資料には
・胎児の神経管閉鎖障害とは、受胎後およそ 28 日で閉鎖する神経管の形成異常であり、臨床的には無脳症・二分脊椎・髄膜瘤どの異常を呈する。
受胎前後のプテロイルモノグルタミン酸(葉酸)摂取が、神経管閉鎖障害のリスク低減に有効であることは数多くの研究から明らかにされている。
葉酸代謝に関連する酵素(methylene tetrahydrofolate reductase)の遺伝子多型が神経管閉鎖障害の発生リスクと関連するという報告がみられる。
その他に葉酸摂取によってリスク低減が期待される胎児奇形として、口唇・口蓋裂や先天性心疾患があげられている。
したがって、もっとも重要な神経管の形成期に、母体が十分な葉酸栄養状態であることが望ましい。
と書かれています。
妊娠中や妊娠を望む方は葉酸の摂取が大切です。
今回は水溶性ビタミンB群についてご紹介致しました。
健康効果の高いビタミン、美肌に効くビタミンなど様々あります。
それぞれの特徴を知って、日々の生活に取り入れてみて下さいね。
【各種ビタミン】
ビタミンB1
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